ミョウバン (みょうばん)

Alum 読み:アラム
ミョウバン/明礬 読み:みょうばん
とは、

概要

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ミョウバンは、硫酸アルミニウムと硫酸カリウムまたは硫酸アンモニウムなどが結合してできる二重塩のことを指す。

水に溶けると酸性を示し、古くからさまざまな用途に用いられてきた。
代表的には食品添加物としての利用があり、漬物の発色やパリッとした食感を保つために使われる。

また、染色における媒染剤、皮なめし、制汗剤やデオドラント(防臭)の成分、さらには水の浄化(濁りを沈める作用)など、多方面で用いられる。

日本では江戸時代から広く使われ、生活に密接した化学物質の一つといえる。

語源

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明礬

「明らか、澄んでいる」「礬土(酸化アルミニウムを含む鉱物)」を意味する。
つまり「明礬」とは「澄んだ鉱物の礬」という意味で、透明な結晶として産出する性質に基づいた名称である。

Alum

ラテン語 alumen「苦い塩、収れん性をもつ塩」が語源。
これが古フランス語 alun を経由して、中世英語に入り、最終的に alum となった。

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